
高石かつ枝(田中絹代)は、亡夫との間にできた子供を、看護婦をしながら姉の協力も得て育てていた。
かつ枝が勤務する病院の子息で医師の津村浩三(上原 謙)の博士号取得パーティで、高石かつ枝(田中絹代)の歌の伴奏を、浩三が、名乗り出た。
次第にかつ枝に好意を寄せる浩三は、父母は結婚を許さないだろうと、京都に行くことを持ち掛け、かつ枝は約束の時間にホームに急ぐが列車は動き始めている。
動き始めた電車に呼びかけるも、その声は浩三に届かない。
しばらくして、かつ枝は作曲コンテストに当選しレコード歌手になる。そして、コンサートの日、客席には、大勢の白衣の看護婦たちの姿があった。
- 監督
- 野村浩将
- 主題歌
- 旅の夜風
- 配役
- 田中絹代 上原 謙 …他